皮膚、四肢、尾 手術料金
猫の抜爪
猫がさまざまな目的で使用する爪は、飼い主様や物、本人を傷つける原因になります。
手術を行うことで上記を防げたり、ストレスを減らすことにも繋がります。
メス、電気メス、レーザーでそれぞれの指の第三指節骨を完全に除去することで完了します。
手術後、興奮時や肢を振ってしまうことで出血してしまう場合があるので、鎮痛剤の投与、手術部位を保護とエリザベスカラーをつけて、自分でなめ壊したり合併症を起こさないようにします。
入院目安 1泊2日
入院・手術料金 両前肢66000円 四肢88000円
狼爪切除
狼爪とは犬の第一指で、肢の内側に皮膚のみで付いています。前肢に付いている場合が多いですが、後肢にもあることや一本以上存在する場合もあります。
肢に触れたり、触診して確認します。
品種標準や怪我をしないために生後数日以内に狼爪を切除することが多いです。
生後間もない場合は、無麻酔の状態で剪刀を使い切除します。
成犬は、メスで付着部を切断し縫います。
術後は手術部位を保護しエリザベスカラーをつけて、自分でなめ壊したり合併症を起こさないようにします。
入院目安 当日退院
入院・手術料金 1趾につき33000円
皮膚腫瘍(しこり)
皮膚にできる腫瘍(しこり)はワンちゃんネコちゃんで非常に多くみられます。ワンちゃんにできる皮膚腫瘍の20~30%、ネコちゃんは50~60%で癌の可能性があります。特に肥満細胞腫という癌が多く発生します。皮膚腫瘍が見つかれば、まずは腫瘍に針を刺して細胞を取り、顕微鏡でどのような細胞が見つかるか検査を行います。診断がつかない場合は、麻酔下で腫瘍の一部を切り取り検査会社に提出します。腫瘍が良性の場合は経過観察とするか相談の上、決定します。悪性(癌)の場合は転移がないかレントゲン検査や超音波検査で確認し、転移する前に手術することをお勧めします。
入院目安 1泊2日
入院・手術料金 6万(腫瘍の発生部位、大きさで変動します)
四肢の皮膚腫瘍
四肢の皮膚はあまり伸びないため大きい腫瘍の場合、周囲の皮膚を移動させて縫合します。特に悪性腫瘍(癌)の場合、より広く切除する必要があるため皮膚縫合に苦労する事があります。縫合部位に過剰な緊張がかからないように周囲にメッシュ状に皮膚に穴を開け、縫合部位が裂けないようにすることもあります。退院後は皮膚縫合部位が治るまで安静にすることが重要です。
入院目安 1泊2日
入院・手術料金 6万(腫瘍の発生部位、大きさで変動します)
断脚(骨肉腫など)
四肢の骨や取り切れない大きさの腫瘍の場合、断脚を行う場合があります。特に骨に発生する骨肉腫は強い痛みがでるため、鎮痛剤などの薬では痛みのコントロールができないことから断脚が適応となります。骨肉腫は肺などに転移することが多いため、手術後は抗癌剤治療をお勧めします。
入院目安 4泊5日
入院・手術料金 25万
断指
指にできる腫瘍には肥満細胞腫、扁平上皮癌、悪性黒色腫(メラノーマ)などの悪性腫瘍がみられることがあります。爪の根元にできることがあり、最初は皮膚炎と診断され治療をしていたが治らない、指が腫れてきたなどの症状がみられます。針生検や組織検査を行うことで診断ができます。悪性腫瘍(癌)と診断された場合は他の臓器に転移していないかレントゲン検査や超音波検査が必要になります。指の皮膚は余裕がなく、また癌の場合は再発することが多いため指を切り取る必要があります。残る指の本数にもよりますが、時間の経過とともに普段通りに歩けるようになることが多いです。
入院目安 1泊2日
入院・手術料金 15万
断尾
尾(しっぽ)に腫瘍ができたり、深い傷を負って治りが悪い場合、断尾(しっぽを切除)することがあります。ワンちゃんネコちゃん自身が自分の尾を噛むことを繰り返すことがあり、その場合も断尾が適応になります。尾をある程度残すか、根本から切るかはご家族と相談の上決定しますが、尾が残ると手術後も気にして噛むことを続け、再手術することもあるため、根本からの切除をお勧めする場合があります。
成犬の断尾
入院日数 1泊2日
入院・手術料金 8万
腫瘍症例の場合
入院日数 3泊4日
入院・手術料金 25万