元気・食欲がない・いつもと様子が違う
こんな症状はありませんか?
このような症状が見られたら、以下の病気などが考えられます。
- 元気がない
- 食欲がない
★Point dog01
腫瘍(がん)
腫瘍は本来体内にある細胞が自分で勝手に、かつ過剰に増殖する状態と言われています。腫瘍は良性腫瘍と悪性腫瘍に分類されますが、大きな違いは転移の有無で良性腫瘍の場合は転移することはありません。再発も悪性腫瘍の方が高率に発生します。症状は、しこりができる、元気がなくなる、食欲不振、体重減少、下痢など腫瘍の種類や発生部位によっても様々です。悪性腫瘍の場合は特に早期発見・早期治療が必要なので、定期的な検査が非常に大切です。診断は腫瘍に針をさして細胞をとる細胞診検査を行います。細胞診では判断がつかない場合は、しこりの一部(もしくは全部)を採取して病理検査で確定診断を行います。治療は手術、抗がん剤治療などを行います。また、近年では分子標的治療薬が使用されるようになりました。一般的な抗がん剤はがん細胞だけでなく正常な細胞も攻撃してしまうことが問題でした。分子標的治療薬はがん細胞に標準を合わせて攻撃するため、正常な細胞を保護し、副作用を減らすことが目的で使われます。しかし、分子標的治療薬でも副作用はみられる事があるため注意して使用します。また、がんの種類によっては分子標的治療薬が適用にはならず、従来の抗がん剤が使用されます。
このような症状がある愛犬は腫瘍(がん)の可能性があります
- 元気がない
- 食欲がない
- 体重減少
★Point dog02
甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌が減少することで発症します。甲状腺組織が破壊されることで起こりますが、原因としては免疫介在性(自分の免疫細胞が甲状腺を攻撃すること)、腫瘍や他の病気の影響などから発症することがあります。
症状は元気がない、あまり食べないのに太る、脱毛(体幹や尻尾に多い)、外耳炎、神経症状などがみられます。重度になると昏睡、低体温など命に関わることもあります。
診断は血液検査、甲状腺ホルモン測定、他の病気がないか画像検査などを加える場合もあります。
治療は甲状腺ホルモン剤の飲み薬を使用します。治療開始から比較的早期に活動性は回復しますが、皮膚の症状などは改善するのに時間がかかる場合が多いです。
このような症状がある愛犬は甲状腺機能低下症の可能性があります
- 元気がない
- 肥満
- 脱毛
★Point dog03
副腎皮質機能低下症(アジソン病)
副腎皮質機能低下症は、副腎皮質から分泌されるホルモンが少なくなる病気で「アジソン病」とも呼ばれています。アジソン病とは逆に、副腎皮質からの分泌が過剰になるクッシング症候群は犬でよく見られる病気ですが、それに比べてアジソン病は比較的少ない病気です。
主な症状は食欲不振、下痢、嘔吐、体重減少などがみられ、病状が悪化してストレスが加わると突発的にショック状態に陥り、アジソンクリーゼという危険な状態になることもあります。
診断は血液検査、ホルモン測定、画像検査を行います。
治療はホルモン剤の飲み薬を使用します。
このような症状がある愛犬は副腎皮質機能低下症(アジソン病)の可能性があります
- 元気がない
- 食欲がない
- 体重減少
- 嘔吐
- 下痢
★Point cat01
腎不全
腎臓は体に不要なものを尿として作ったり、血液を作るホルモンの分泌などを行っている臓器です。この腎臓が障害を受けて十分に機能しなくなると、身体に毒素が溜まります。この状態を「腎不全」といいます。腎不全は猫ねこちゃんの老齢期での発症が多く、死亡率の高い病気です。
症状は多飲や、元気、食欲の消失、嘔吐、貧血など様々な症状がみられます。すでに破壊されてしまった腎臓の組織は回復することがないため、早期発見、早期治療がとても大切です。初期にはほぼ無症状で、なかなか早期発見が難しい病気ですが、年に1~2回の定期的な健康診断を受診することにより可能になります。
診断は血液検査、尿検査、血圧測定、必要に応じて画像検査を行います。注意しなければいけない事として心臓病が原因で腎臓機能が低下したり、またはその逆で腎臓病から心臓機能の低下を引き起こす場合があります。猫の心臓病は気づかれにくいため、腎臓の数値が高い場合は心臓の検査を行うことがあります。
治療は飲み薬、サプリメント、腎臓用処方食、点滴、貧血がある場合は造血剤の投与などを行います。通院が難しい場合は自宅で皮下点滴を行うこともできます。
このような症状がある愛猫は腎不全の可能性があります
- 元気がない
- 食欲がない
- 脱水
- けいれん
★Point cat02
関節炎
猫は高齢になると変形性関節炎の発症が多くなります。変形性関節炎とは、関節をなめらかに動かすために必要な軟骨と周囲組織がなんらかの原因で変形して炎症を起こす病気です。中齢~高齢期の猫で動きが悪くなったのは年のせいだと思い、なかなか発見されない病気でもあります。毛繕いをしなくなる、立つ、座るなどの動作がぎこちない、ジャンプができなくなるなどの症状がみられた場合には関節炎を発症している可能性があります。診断はレントゲン検査を行います。治療には鎮痛剤、サプリメント、体重管理などを行います。早期治療で痛みの軽減や進行を遅らせることが大切です。
このような症状がある愛猫は関節炎の可能性があります
- あまり動かない
- 動作が遅くなった
- 触ると怒る、嫌がる
- 足を引きずる
★Point cat03
口内炎
猫の口内炎は歯肉口内炎ともよばれ、歯肉や口の粘膜部分に炎症、潰瘍などがみられます。口内炎ができると、出血や痛みによる違和感からごはんが食べられなくなったり、よだれがでるなどの症状があらわれます。口内炎を起こす原因はさまざまですが、歯石などの刺激、ウイルス感染症、腎臓病などの影響が考えられます。治療には消炎剤や抗生剤、歯石除去、抜歯などを行います。抜歯は唯一完治が見込める治療法で、全抜歯を行うと80~95%の治癒が見込めます。ただし、改善が見られない場合があること、治癒するまでに時間がかかり、その間は投薬が必要になる場合があります。
このような症状がある愛猫は口内炎の可能性があります
- 食欲がない
- 食べづらそうにする
- 口を痛がる
- 口臭
- ヨダレが多い
当院の治療について
特徴1
根拠のある治療を行います
血液検査や尿検査、レントゲン、超音波検査など必要な検査を行い、根拠に基づいた治療を行います。
特徴2
豊富な検査機器を完備
導入数の少ない特殊な機械も導入しており、より迅速で正確な診断を目指しています。
特徴3
経験豊富なスタッフが多数在籍
獣医師、看護師ともに経験豊富です。安心して大事なわんちゃんねこちゃんをお預けていただけます。
治療の流れ
いつからどのような症状が出ているのか?どのように進行してきたか?他気になる症状や経過についてなど注意深く問診致します。
しこりの有無、リンパ節のチェック、発熱の有無、黄疸や貧血、脱水の状態など全身の身体検査を行います。
診断を確定するために、血液検査やレントゲン、超音波などの画像検査、尿検査を行い、総合的にみて診断致します。
苦痛を速やかに緩和できる治療法を第一にご提案させていただきます。治療には副作用などのデメリットを伴う場合がございますので、飼い主様に十分な説明をした上でご安心・ご納得頂ける治療を行います。
診療料金
症状 | 診察料 | 検査・治療 | お薬代 |
---|---|---|---|
軽度 | 880円 | - |
130円〜/日 調剤料 |
中程度 | 880円 |
点滴・注射 2,900円〜 |
130円〜/日 調剤料 |
重度 | 880円 |
血液検査 9,400円~ レントゲン検査 9,500円~ 超音波検査 6,600円~ 点滴・注射 2,900円~ |
130円〜/日 調剤料 |
※体重5kgまでの場合の診療料金です。
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