犬の心臓病で圧倒的に多いのは「僧帽弁閉鎖不全症」です。
僧帽弁閉鎖不全症とは・・・
弁は血液を一方向に流す蓋の役割をしていますが、弁が変性してうまく閉じれなくなることにより血液が逆流し、心臓に負担がかかってしまう病気です。発症当初はほとんど症状がなく、病院で聴診した際にたまたま雑音が発見されることも多くあるため、当院では定期的な診察をおすすめしています。
ご家族のわんちゃんにこのような症状はみられませんか??
□咳が出る
□あまり動かない
□すぐにゼェゼェ、ハーハーする
□明け方や夜間など安静時にも咳が出る
これらの症状がみられた場合は病気が進行している可能性があります。お早めにご来院ください。心臓病は夏の極端な暑さや湿度の方が負担になることが多いですが、冬場も寒くなると血管が収縮して血圧が上がり、循環器系の負担が大きくなります。寒い時間のお散歩は避け、お家でも適度な温度、湿度管理をしましょう。また、肥満も心臓に大きな負担となりますので体重管理もとても大切です。